
最近Webでだんだん見かける事が増えてきたWebP画像を開けるようにする方法と、WebP画像を保存する時に好みの拡張子で保存する方法をまとめました。
WebP画像とは?
WebP(ウェッピー/weppy)とはGoogleが開発した次世代の画像形式で、拡張子が.webpのものです。
他にも次世代の画像フォーマットとしてApple推しのJPEG2000、Microsoft推しのJPEG XRが有ります。
有名な3社がそれぞれ次世代画像フォーマットのシェアも争っているって感じなんですけど、WEB系だしシェアやら影響力やらでGoogleのWebPが頭一つ抜けているって感じになってます。
次世代画像フォーマットの対応状況(caniuse.comより引用)
- WebP

- JPEG 2000

- JPEG XR

Google検索が一強の状況でPageSpeed Insightsでのスコアが検索ランキングシグナルの1つなんですよね。
それで次世代画像フォーマットに対応するWEBサイトが増えてきた(Wikipediaや楽天市場など)って流れだけど、IEやEdgeは落ち目だしSafariはマイナーだしでそりゃChrome抱えてるGoogleのWebP勝つよね・・と思います。
それでも未対応のものがまだまだ有って汎用的ではないので時期尚早感は強いですけどw
しかもGoogle・Netflix・Amazon・Facebook・Intel・Adobeとかが次世代の動画コーデックでAV1を推していて最有力候補だと思うんですけど、その圧縮技術を利用するAVIFの画像フォーマットが開発されているので本命もこっちなのかなと思ったり。
左右で比較できるデモページ
https://people.xiph.org/~tdaede/av1stilldemo/
WebP画像を開く方法
という事で結構話は逸れていたんですけど、時期尚早感は有るもののこれからWebPを目にすることも増えるだろうからWebP画像を開けるようにしたいという話です。
方法はざっくり4種類です。
- 表示するためのコーデックをインストールする
- 対応する画像ビューアで開く(IrfanView/QuickViewer/Honeyviewなど)
- JPGなどに変換する(SYNCERなど)
- WebP非対応ブラウザのIE等からアクセスして保存する(PNGなどになる)
各方法については下記のような感じです。
とりあえず1のコーデックを入れて対応しておいて後はお好みで2や3が無難かなと思っています。
4については煩わしいので後述の拡張機能で対応が良いと思います。
- Googleが作ったものなので安心だしWindows標準のフォトビューアで開けるようになります。
その他の使用するソフトの対応状況による制限は変わりません。 - 元々使用している画像ビューアなら御の字だし、他拡張子と同じ使用感で良く取り回しやすいです。
その他の使用するソフトの対応状況による制限は変わりません。 - 変換の手間が掛かるけど汎用的な拡張子にすればソフトの対応状況に左右されなくなります。
手間がなにより煩わしいしプライバシーの問題が懸念されます。(SYNCERはローカルでの処理らしいです) - WebP非対応ブラウザへ対応しているサイトが一般的なのでそれを利用してWebP画像をスルーします。
とは言えわざわざそのためにブラウザを切り替えるでしょうか。
ということで、1のコーデックをインストールしていきます。
Google Cloud Storage
https://storage.googleapis.com/downloads.webmproject.org/releases/webp/index.html



以上です。
WebP画像を保存する時に好みの拡張子で保存する方法
コーデックを入れてWindowsフォトビューアで見れるようになったけど、普段使っている画像ビューアで扱いたいだったり加工編集ソフトで扱えないだったりWebPだからの問題が有る場合に、保存時にそもそも取り回しやすいJPGなどで保存したいとなると思います。それもわざわざブラウザを変えること無く。
- ChromeやFirefoxの場合、拡張機能を使う
Chromeの場合
右クリックメニューが拡張されて保存する拡張子を選べるようになります。

Firefoxの場合

右クリックメニューが拡張されて画像を変換出来るようになります。
JPGとPNGどちらに変換するかは設定できます。


以上です。
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